ABOUT

蔵之助について

CONCEPT

コンセプト

ここにしかない料理

お食事の時間は家族や友人との会話も含めた楽しいコミュニケーションの場であってほしい。
料理人として熱い料理は熱いままで召し上がっていただきたい。
という2つの思いを叶えるために試行錯誤し、 冷めにくく石が持つ遠赤外線効果で食材の美味しさを引き出し時間と共に味を深めてくれる石焼の器に辿り着きました。

STORY

蔵之助誕生物語

出会い

開業にあたり駐車場を整備するために、敷地内に有った二つの収納蔵を取り壊すことになりました。中には古くからの品々が残されていたので整理をするために立ち入ることに。
その時、どこからか何かの鳴き声が聞こえてきたのです。
恐るおそる荷物をかき分けると、後の「蔵之助」が、もぞもぞと目も見えているのか分からない程の極小さい体を震わせながら私の前に現れました。一日たっても泣き続けている。
これも何かの縁か。と保護することにしました。
蔵から出てきた子なので「蔵之助」と名付け共に暮らそうか。
そう思った矢先に、知識も乏しく更に大寒波等の不運も重なり、10日も経たず旅立たせることになってしまいました。

石焼生パスタ蔵之助誕生

当時開店を控えた石焼生パスタ専門店でしたが、店名を決めれずに悩む日が続いていました。
「蔵之助」を亡くした寂しい夜をふと思い出し…
これからも一緒に過ごしたかったこと、幼くして旅立たせてしまった無力さや後悔。その思いを形に残したい。
お客様にも可愛がっていただけるお店になれるようにしたい。
その気持ちを込めて店名を「石焼生パスタ 蔵之助」に決めました。

坪庭の来客

そうして開業に至った「石焼生パスタ 蔵之助」ですが、OPEN当初から多くのお客様にご来店いただき、可愛がっていただける様になり感慨深く感謝の日々を重ねておりました。
1年数か月過ぎた頃、いつものように朝「蔵之助」へ着いた時に、ごそごそと坪庭で動くものが。手のひらにのりそうな子猫でした。
その時は私を見るや否や全速力で草むらへ飛び込み、姿が見えなくなったのですが、それから数日後にも「蔵之助」の坪庭にやってくるようになりました。
しかし野生の性格が先に立ち、とてもすばしっこく遊びに来ては逃げていくの繰り返し。

坪庭の来客02

なぜ坪庭に来ていたのか?
しばらくして分かりました。それは坪庭にある小池にいる亀のご飯を横取りしに来ていたのです。本当はよくない事なのかもしれませんが猫の餌を買って分け与えるようになりました(ご理解頂けると幸いです)そうすると毎日決まった頃に坪庭にやってくるようになりました。
ちびっ子だったので「チビ」と呼んでいました。
いつしか「チビ」と呼ぶと返事はするようになれど、近寄ると逃げるという、なんとも微妙な関係を日々築いておりました。
それから1年程過ぎた頃に、ふと数日姿が見えなくなったのです。また数日後ひょこっと現れた姿は気のせいかほっそりしていたような。しかしそれから1か月ほどした時にそれが気のせいではなかったとようやくわかる出来事がありました。

チビの子育て奮闘

ある日いつも通り「蔵之助」を営業していたところ、なにやら騒がしいと思い聞くと 「チビ」がいると…「チビのチビ!?」もいると…!「チビ」が子猫を連れて坪庭で子育てを始めたのです。その子猫が「チビ太」です。
但し、そこからの「チビ」の子育てにはいくつもの試練が待っていました。
ひとつめは、「チビ太」と共にやってきた兄弟の子猫が小池に落ちたことがきっかけで衰弱して旅立ったこと。

チビの子育て奮闘02

ふたつめは「チビ太」がいないので探しに行ったら、見つけた時には足を引きずって只事ではない様子。放っておくわけにもいかず病院に連れていくと骨折しており、最悪切らないといけないかもしれないとの事。しかし程なくして心配が消えてなくなるほどに回復し、1か月もすると「蔵之助」の駐車場は「チビ太」の運動場とかし、野生の本能のままに全速力で走り回る姿を見せつけられることになりました。
みっつめは「チビ太」の弟妹にあたる子猫3匹の事です。
書くだけでも悲しい思いでいっぱいになる程、さみしい別れとなりました。1匹は目前の道路で車に、もう1匹は時を同じくして行方知れずに。 1匹残った「チビ太」そっくりのカギしっぽの女の子も突然行方知れずに。
そして3匹を失った「チビ」も本能からか成長した「チビ太」に縄張りを譲るように姿を消しました。 野良猫の生涯とはこんなに儚いものなのか。「蔵之助」から学んだ事を未だ活かせていない事に悔やみました。

Cat cafe 蔵之助のしっぽに至るまで

何か出来る事がないものかと、稚拙な考えを改める事も含め野良猫について学ぶと、さらに悲しい実態を知りました。
処分という名の、人間の身勝手な罪。 全国で、活動されている方々の存在。 一石を投じるとはおこがましいですが、小石ひと粒位なら自分でもと思い、私なりにその方法を模索して参りました。
そして、料理人である私が考え形にしたのが 「cat cafe蔵之助のしっぽ」です。
猫達を見世物にするためではなく、よりみじかな存在として猫と共生出来る環境を提供する事で、まず興味を持っていただく。

Cat cafe 蔵之助のしっぽに至るまで02

華やかな純血種の陰には、雑種や野良猫と言われるはかない生涯を過ごす子達がおり、その尊い命を繋げれる里親(保護)という形で家族に迎え入れる事ができる事を切に願い提唱していきたいと存じます。
人間に置き換えれば、皆雑種であり、好みはあれど見た目よりも中身や個性が尊重されるべきで、誰しも生きる意味を持ち一生を過ごしており、その命を粗末に扱うような事があってはならないはず。
猫を始めとする愛玩動物も人間の命とその価値は一緒であると存じます。言葉が通じなくとも小さな体で訴えかけて来るその様は生きる本能に溢れており、そこから学ぶ事も多くあります。 毎日いくつもの命が都合で失われていく現状を憂い、 蔵之助のしっぽで、野良子猫だった「チビ太」が安全に生活を送り、その愛くるしい姿で癒しや驚きを与えてくれる日常への感謝を、限りない命を繋げられる力にかえていきたいと存じます。

GREETING

代表挨拶

Nishigaki
Kenji

代表取締役 西墻 健次

始まりは母の味

私が毎日でも食べたいくらいパスタを好きになったのは、 中学生の時に、母が仕事で時間が限られる中でも作ってくれたお弁当に入れてくれていた炒めるだけのイタリアンパスタを食べたのが始まりでした。
今でも時おり食べています!食べるという生きるために必要なことですが、ただ空腹を満たすだけではなく、 その時間を大切にし料理を作ってくれる人への感謝の気持ちを持ち、味わいを楽しむことが出来れば豊かな人生となると思います。
蔵之助でお食事の時間を楽しく美味しく過ごしていただけますと幸いです。

COMPANY

会社概要

社名

合同会社蔵之助

代表者

西墻 健次

住所

〒615-8241
京都府京都市西京区御陵谷町37-6 蔵之助ビル

事業内容

飲食店営業

設立

2012年10月29日

資本金

200万円

従業員数

40名

店舗数

2店舗